2023-10-28 2023-11-18

№1,695　三重紀行 ❝ 歴史探求　鍵屋の辻の決闘 ❞

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はじめに
- ご挨拶
本　　　編
- 歴史探求　鍵屋の辻の決闘
- 概　　要
おわりに
- ご挨拶
- 糸屯ちゃんの掲示板

はじめに

ご挨拶

おはようございます ☕　_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ　　白石です

本日のテーマも、 三重紀行 をお送りしたいと思います
v(=∩_∩=)

おはようございます ☕　_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ　　真行寺です
それでは、わたくしの方からお送りさせていただきます
三重紀行 のご紹介をします

歴史探求　鍵屋の辻の決闘 です！

鍵屋の辻の決闘は、寛永11年11月7日（1634年12月26日）に渡辺数馬と荒木又右衛門が数馬の弟の仇である河合又五郎を伊賀国上野の鍵屋の辻（現三重県伊賀市小田町）で討った事件で、伊賀越の仇討ちとも言いいます

事件当時の記録として伊賀城代職らによる『累世記事』や江戸城中の日記の『江城年録』、数馬と又右衛門が因州に帰参した際に藩主に差し出した『渡辺数馬於伊賀上野敵討之節荒木又右衛門保和助太刀打候始末』などがあり、第一次資料とされています

後世に歌舞伎や講談などの題材となりました曾我兄弟の仇討ちと赤穂浪士の討ち入りに並ぶ日本三大仇討ちの一つです

また、曾我兄弟の仇討ちに代わって浄瑠璃坂の仇討ちを加えて江戸三大仇討ちとすることもあります

出典：Wikipedia

それでは、皆さん　楽しんでってくださいね　(* ˃ ᵕ ˂ )b

本　　　編

歴史探求　鍵屋の辻の決闘

出典：Wikipedia

概　　要

経　　緯
寛永7年（1630年）7月21日、岡山藩主池田忠雄が寵愛する小姓の渡辺源太夫に藩士・河合又五郎が横恋慕して関係を迫りますが、拒絶されたため又五郎は逆上して源太夫を殺害してしまいました
又五郎は江戸へ逐電、旗本（徳川将軍家に直接仕える幕臣のこと）の安藤次右衛門正珍にかくまわれました
激怒した忠雄は幕府に訴え出て又五郎の引渡しを要求しますが、安藤次右衛門ら旗本衆はこれを拒否し、忠雄を中心とする外様大名（関ヶ原の戦いののちに家臣となった大名のこと）と旗本らの争いに発展しました

しかし、寛永9年（1632年）4月、忠雄が疱瘡（天然痘）のため急死しました
よほど無念だったのか、死に臨んで又五郎を討つよう遺言します
池田家では子の光仲が家督を継ぎましたが、幼少のため因幡国鳥取へ国替えとなります
藩は国替えとなったが数馬は仇討ちのためにこれに従わず脱藩しました
同年7月、渡辺数馬は備前小島から大和国に向かいました

数馬は姉婿で剣術の達人でもある荒木又右衛門に助太刀を依頼します

数馬らは江戸や京都など東海道を行き来して又五郎の探索を行ないました
寛永10年（1633年）4月26日、数馬は江戸に向かい、又五郎の伯父の河合甚左衛門とも出会っています

寛永11年（1634年）11月、数馬ら渡辺方は又五郎の居場所を突き止めました（『江城年録』では11月4日に又五郎の宿を知ったとし、『渡辺数馬於伊賀上野敵討之節荒木又右衛門保和助太刀打候始末』では11月5日に又五郎一行が江戸に向かおうとしているのを知ったとする）

そして11月7日、小田町の伊賀上野城下の入口にある鍵屋の辻で決闘は行われました
数馬ら渡辺方は『累世記事』や『江城年録』、『渡辺数馬於伊賀上野敵討之節荒木又右衛門保和助太刀打候始末』の記述に4人とあり、具体的には渡辺数馬と荒木又右衛門、数馬若党の森（岩本）孫右衛門および、岡本（河井）武右衛門の4人でした

一方の河合方は『江城年録』や『渡辺数馬於伊賀上野敵討之節荒木又右衛門保和助太刀打候始末』では11人としており、河合甚左衛門（『江城年録』では河合勘左衛門）のほか、桜井半兵衛や虎屋九左（右）衛門らがいました
ただし、『累世記事』では「川合方」としており人数は10人としています

仇討は早朝からおよそ6時間におよび、この時の死者は渡辺方（数馬側）が1人、河合方（又五郎側）が又五郎を含め4人でした
後世には又右衛門の「36人斬り」が語られましたが史実ではありません
又右衛門の従者として仇討に加わり渡辺方（数馬側）で唯一亡くなった河合武右衛門の墓が伊賀市の念仏寺にあります

見事本懐を遂げた数馬と又右衛門は世間の耳目を集めました
特に、実質仇討ちを主導した荒木又右衛門は賞賛を浴びました
『渡辺数馬於伊賀上野敵討之節荒木又右衛門保和助太刀打候始末』によると、3人は彦坂嘉兵衛に引き取られた後、藤堂式部さらに藤堂出雲守に預けられたといいます
この間、鳥取藩が引き取るか、旧主の郡山藩が引き取るかで紛糾しました
結局、3人は鳥取藩が引き取ることになり、寛永15年（1638年）8月7日に伊賀を出発して伏見を経て鳥取へと向かいました
8月13日、3人は鳥取に到着しますが、その17日後に鳥取藩は又右衛門の死去を公表しました
又右衛門の死があまりに突然なため、毒殺説、生存隠匿説など様々な憶測がなされています

逸　　話
又右衛門が半兵衛を倒したとき、逆上した河合側の小者が又右衛門の背後から木刀で打ちかかってきました
又右衛門は腰に一撃を受けたともいわれ、さらに撃ちかかるところを振り向いて刀で受けたが、刀身が折れてしまいました（この刀は伊賀守金道とも和泉守金道ともいわれます、どちらも慶長以降に作刀された新刀です）

事件後に藤堂家に預けられている際、藤堂家の家臣で刀術の新陰流を修め、戸波流を興した戸波又兵衛親清は「大切な場合に折れやすい新刀を用いるとは、不心得である」と批評したといいます
これを聞いた又右衛門は不覚を悟り、寛永12年（1635年）10月24日、数馬を伴って戸波に入門しました
入門の時に書いた誓詞が現存しています

出典：Wikipedia